桜の木の下に埋まりたい

心が辛いので立てました。

かなしい

もっとよく見てくれよ。この部屋には彼女との生活の記憶や愛情がまったくありとあらゆる隅々にまでべったりと張り付いてるんだ。一緒に何食べただとか、寝転がって映画見ただとか、いっつも寝てたなーだとか文字に起こせないような些細なことが空を眺めるだけでも無尽蔵に湧いて出てきやがるのさ。
そうだ、何よりもひどいのは冷蔵庫の中だよ。彼女が買ってきた食材がまだあるんだ。僕のためを思って買ってきたんだろうな。ネギなんて丁寧に切られてパック詰めにされてるんだぜ。
僕の心はね、ソイツらを見るたびキューと言ってね(本当に耳にキューって聞こえるんだ)、警鐘をより速く鳴らすんだ。これでよかったのかお前はって。いやね、僕だってね本当は一緒にいたいさ。あんないい人間他にはいないぜ。
でもね、宗教さ。その一点だけなんだよ。僕と彼女とのすれ違いは。思想の違いってやつさ。全く呆れちまうね、歴史に学ばないのかい。
悔しくってね。寂しくってね。インターネットで、「彼女 創価
別れ」「宗教 別れ」だとか調べるとね、山のように出てくるんだ。僕と同じように宗教によって別れてしまった人間達の悲哀がね。
悲しくってね。悲しくってね。今はね。ただ、しくしく泣いてるよ。